令和4年度2級土木施工管理技術検定第一次検定(前期)を順番に解いてみる件(page-08)

資格試験

【No.28】鉄道の営業線近接工事における工事従事者の任務に関する下記の説明文に該当する工事従事者の名称は、次のうちどれか。
「工事又は作業終了時における列車又は車両の運転に対する支障の有無の工事管理者への確認を行う」
(1)閉線責任者
(2)停電作業者
(3)列車見張員
(4)踏切警備員

作業終了時っていうんだから、作業中の(3)列車見張員と(4)踏切警備員は明らかに違うでしょ?
(2)停電作業者って、車両の運転に対する支障の有無の確認は関係ないでしょう?
消去法で(1)が正解だと思ってちょっとググってみました。結果、閉線責任者って、工事とか作業をする線路内に列車が入ってこないように赤信号を出せちゃう役割の人らしいです。それで、作業とか工事が終わってから、工事とか作業をした営業線内を列車又は車両が運行のために走行しても差し支えがないかどうかの連絡を工事管理者へ報告しなければならないみたいです。なんだか、思っていたより重責ですね。初めて知りました。

【No.29】シールド工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)セグメントの外径は、シールドの切削外径よりも小さくなる。
(2)覆工に用いるセグメントの種類は、コンクリート製や鋼製のものがある。
(3)シールドのテール部には、シールドを推進させるジャッキを備えている。
(4)シールド推進後に、セグメント外周に生じる空隙にはモルタル等を注入する。

シールドを推進させるジャッキが備えられているのは、テール部ではなく、ガーダー部でした。
詳細はテキストのP.195の「シールド機械の構成」の合格ノート4ー21に図解されてます。
すみません!手を抜きます!www

【No.30】上水道の管布設工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)塩化ビニール管の保管場所は、なるべく風通しのよい直射日光の当たらない場所を選ぶ。
(2)管のつり下ろしで、土留め用切梁を一時取り外す場合は、必ず適切な補強を行う。
(3)鋼管の据付けは、管体保護のため基礎に砕石を敷き均して行う。
(4)埋戻しは片埋めにならないように注意し、現地盤と同程度以上の密度になるよう締め固める。

(3)鋼管の据付けは、管体保護の為を思うなら、砕石は避けた方がよさそうですよね?だって、砕いた石だから、尖がってたり、エッジ(刃)になってたりするでしょうし、その上に鋼管据付してしまうと、振動とかで鋼管と砕石が擦れたりしたら鋼管の表面処理(錆止め)が削られて錆に対して弱くなるので、鋼管の敷設の時には砕石の敷き均しはやらないと思います。

【No.31】下水道管渠の剛性管の施工における「地盤区分(代表的な土質)」と「基礎工の種類」に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
    [地盤区分(代表的な土質)]             [基礎工の種類]
(1)硬質土(硬質粘土、礫混じり土及び礫混じり砂)ーーーーー砂基礎
(2)普通土(砂、ローム及び砂質粘土)ーーーーーーーーーーー鳥居基礎
(3)軟弱土(シルト及び有機質土)ーーーーーーーーーーーーーはしご胴木基礎
(4)極軟弱土(非常に緩いシルト及び有機質土)ーーーーーーー鉄筋コンクリート基礎

(2)鳥居基礎を使うのは、軟弱地盤等でほどんど地耐力を期待できない場所であるときです。
ロームおよび砂質粘土の普通土の地盤の場合は、まくら木基礎が使われます。

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