【No.28】道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)アスファルトコンクリート再生骨材を多く含む再生路盤材料は、締固めにくい傾向にあるので、使用するローラの選択や転圧の方法等に留意して施工するとよい。
(2)セメント安定処理路盤を締固め直後に交通開放する場合は、含水比を一定に保つとともに、表面を保護する目的で必要に応じてアスファルト乳剤等を散布するとよい。
(3)粒状路盤材料が乾燥しすぎてている場合は、施工中に適宜散水して、最適含水比付近の状態で締め固めるとよい。
(4)シックリフト工法による加熱アスファルト安定処理路盤は、早期交通開放すると初期わだち掘れが発生しやすいので、舗設後に加熱するとよい。
シックリフト工法が何であるか分からなくても、アスファルト舗装道路の場合を考えた時に、早く交通開放をしたいのであれば、冷まして固まらせるのがその方法だと思い出せれば、「舗設後に加温」=温める?冷やすのではなくて?って違和感しかないw ってことで(4)をマークしてきました。
主催者発表の正解も(4)でした。
【No.29】道路のアスファルト舗装における基層・表層の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)タックコート面の保護や乳剤による施工現場周辺の汚れを防止する場合は、乳剤散布装置を搭載したアスファルトフィニッシャを使用することがある。
(2)アスファルト混合物の敷均し作業中に雨が降り始めた場合は、敷均し作業を中止するとともに、敷き均した混合物を速やかに締め固めて仕上げる。
(3)施工の終了時又はやむを得ず施工を中断した場合は、道路の縦断方向に縦継ぎ目を設け、縦継ぎ目の仕上がりの良否が走行性に直接影響を与えるので平坦に仕上げるように留意する。
(4)振動ローラにより転圧する場合は、転圧速度が速すぎるお不陸や小波が発生し、遅すぎると過転圧になることがあるので、転圧速度に注意する。
上から順番に読んでいくと、(1)と(2)と(4)はツッコミどころが有りませんでした。
(3)はツッコミどころが有りました。「道路の縦断方向に縦継ぎ目」? 道路が続いていく方向(車が進んでいく向き)に継ぎ目をつくるの?それって、施工箇所が50mやったら、縦断方向に50m継ぎ目するの?いやいやいやいや、しないでしょうw やるなら横断方向ね。横断方向の継ぎ目なら、車が継目をまたいで進むので、継ぎ目施工の良否が走行性に直接影響を与えるわな。
主催者発表の正解も(3)でした。
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