令和5年度1級土木施工管理技術検定第一次検定を順番に解いてみる件(page-06)

資格試験

【No.15】土留め支保工の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)ヒービングに対する安定性が不足すると予測された場合には、掘削底面下の地盤改良を行い、強度の増加をはかる。
(2)盤ぶくれに対する安定性が不足すると予測された場合には、地盤改良により不透水層の層厚を薄くするとよい。
(3)ボイリングに対する安定性が不足すると予測された場合には、水頭差を大きくするため、背面側の地下水位を上昇させる。
(4)土留め壁又は支保工の応力度、変形が許容値を超えると予測された場合には、切ばりのプレロードを解除する。

消去法で進めていきます。
(2)盤ぶくれに対する安定性が不足するって言っているので、不透水層の層厚を厚くして、重量を増してやれば、安定性が増し増しになります。薄くしたらダメです。
(3)ボイリングに対する安定性が不足すると言っているので、背面側の地下水位を低くしてやれば、全体にかかる圧力も下がって安定します。
(4)土留め壁とか土留め支保工の応力度、変形が起きてしまいそうになった時に(それまで支えていた)切ばりをフリーに(解除)してしまうと、崩壊しますw ダメですよ、緩めたりしたら。

と、いうことで正解は(1)でした。これは自信をもって試験会場でマーク出来ました(笑)
ヒービングに関しては、こちらのサイトが分かり易く図解してくれてます。
http://kentiku-kouzou.jp/struc-hibing.html

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