【No.12】道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)ケーソン基礎の場合、鉛直荷重に対しては、基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで抵抗させることを原則とする。
(2)支持杭基礎の場合、水平荷重は杭のみで抵抗させ、鉛直荷重は杭とフーチング根入れ部分で抵抗させることを原則とする。
(3)鋼管矢板基礎の場合、圧密沈下が生じると考えられる地盤への打設は、負の周囲摩擦力等による影響を考慮して検討しなければならない。
(4)直接基礎の場合、通常、フーチング周面の摩擦抵抗はあまり期待できないので、鉛直荷重は基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで抵抗させなければならない。
この問題はチンプンカンプンでした。何を言っているのかすら不明でw
(3)だけはなんとなく正しい事を言ってそうな気がする、くらいは分かったのですがwww
なので、文言に着目してみると(2)と(4)には「フーチング」という文言が使われているのに気がつきました。そして、内容をよく読んでみると、正反対の事を言っているような気がしました。
なので、正解は(2)か(4)ではないか?と考えましたwwwww
検索していたら、AllAbout様のサイトに一目でわかる画像がありましたので転載させて頂きます。
この画像を見ますと(4)は正しい事をいってそうな気がします。
(2)の支持杭基礎の場合、軟らかい地盤を避け、硬い地盤に支持力を求めて杭を伸ばしているのがわかります。つまり鉛直荷重は支持杭で抵抗させてます。フーチング根入れは無関係では?と考えて主催者発表の解答を見たら(2)が正解=適当でないもの、でした。
【No.13】既製杭の支持層の確認、及び打ち止め管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)打撃工法では、支持杭基礎の場合、打ち止め時一打当たりの貫入量及びリバウンド量等が、試験杭と同程度である事を確認する。
(2)中堀り杭工法のセメントミルク噴出撹拌方式では、支持層付近で掘削速度を極力一定に保ち掘削抵抗値を測定・記録することにより確認する。
(3)プレボーリング杭工法では、積分電流値の変化が試験杭とは異なる場合、駆動電流値の変化、採取された土の状態、事前の土質調査の結果や他の杭の施工状況等により確認する。
(4)回転杭工法では、回転速度、付加する置き込み力を一定に保ち、回転トルク(回転抵抗値)とN値の変化を対比し、支持層上部よりも回転トルクが減少していることにより確認する。
個人的には、この問題もサービス問題でした。
(4)の、「回転トルク」って、層が硬いと上昇するし、軟らかいと減少する事は想像するに易いですよね。当然、支持層っていうくらいですから、硬い層なんですよ。硬い層に到達したら、当然回転トルクは上昇しますよね?減少したら層が軟らかい事になってしまいますから。
主催者発表の正解も(4)でした。
【No.14】場所打ち杭工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)オールケーシング工法の掘削では、孔壁の崩壊防止等のために、ケーシングチューブの先端が常に掘削面より上方にあるようにする。
(2)オールケーシング工法では、鉄筋かごの最下端には軸方法鉄筋が自重により孔底に貫入する事を防ぐため、井桁状に組んだ底部鉄筋を配置するのが一般的である。
(3)リバース工法では、トレミーによる孔底処理を行うことから、鉄筋かごを吊った状態でコンクリートを打ち込むのが一般的である。
(4)リバース工法では、安定液のように粘性があるものを使用しないため、一次孔底処理により泥水中のスライムはほとんど処理できる。
過去問をやっていたら、すぐに分かる問題ですね。
(1)の「孔壁の崩壊防止等のため」なら、ケーシングチューブの先端は、掘削面と同じか下方にないと、崩壊防止になりませんよね。
そう思って主催者発表の正答をみたら(1)でした。
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