※音楽の知識が有る訳でもなく、作詞の能力が有る訳でもなく、ただ単にユーミンの曲が好き、というだけで、感じたまま、思ったまま、偏見に満ちたレヴューです。再生している環境は、PCで再生し、Bluetoothで飛ばしてSONYのWH-CH510で聴いています
今回のアルバムの4曲目にこの曲を持ってくるんかーーーい!って突っ込んでしまいましたよ、ホント。この曲の生い立ちというか経緯は、知る人ぞ知るなのでここでは割愛します。知りたい人はウィキペディアを見に行ってください。リンクを貼っておきます。
ひこうき雲(荒井由実の曲)
自分がこの曲と出会ったのは、高校生の頃であったと記憶してます。1973年に発売されたアルバム「ひこうき雲」を借りて聴きました。当時はレンタルレコード屋っていう商売があってですね。随分お世話になりました。
この曲は、自分の年齢によって感じ方が変わるんじゃないでしょうか。とっても不思議な曲ですよね。
この曲も[2022 Mix]って書いてますので、自分の頭の中にある「ひこうき雲」とはちょっと違う気がするのですが、まあ、いいです。ミキシングに流行りとか廃れがあるのは分かりますけど、自分としては、どうしても違和感が先に出てしまうので、ちょっと残念なんですけどね。でも、2022バージョンも、何回か聴いているうちに頭に馴染んできたんですけどねw
この曲も、静かに始まって力強く終わってます。セオリー通りって事なんでしょうけれど、歌詞の内容は悲しいんですけど、聴くとなぜか元気を貰えるんですよね。よしっガンバロウ!って。応援歌でもないし、ガンバレー!って曲でもないんですよ。でも、元気がもらえる。
歌詞だけを見ても、特になにも言ってないんですよ。同じフレーズが何回か出てきて、繰り返される。
でも、描写のしかたが抜群なんですよ。
「高いあの窓であの子は死ぬ前も空を見ていた」これだけの文言なのに、ここから色々な事を想像、連想してしまうんですよ。
総合病院とかの大きな病院の大きな病棟なのかな。という事は入院中で、病室からなかなか出られないから、窓の外を見て気晴らしするんだろうな、とか。今は病室から出られないけど、絶対退院して、飛行に乗って、色々な場所に行くんだ!とか思ってるのかなー?とか、情景とか感情が、頭のなかにばーーー!って広がるんです。
たぶん、ね。声ですね。ユーミンの、声。この声あっての、この曲というか。
ファンの方が聞いたらお叱りを受けると思うんですけど、松任谷由実の歌って、決して上手ではないと思ってます。たまにNHKとかで歌ってるのを聞くんですけど、正直上手だと思ったことはありません。最近は特に歌が上手な人が増えましたからね、余計にそう感じるのかもしれませんけど。
でも、この「ひこうき雲」の本領が発揮されるのは、松任谷由実の声で歌ったとき、なんでしょうね。
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