単なる「真面目」だけだったら、都合のいいように使われて終わってしまう。2

どうでもいいこと

真面目属の人たちは、真面目であるが故に、真面目を武器にしてこなかった。真面目を使って戦おうとはしてこなかった。真面目属無能科の自分もそう。真面目が武器になるなんて、知らなかった。考えもしなかった。
ただ、ただ、苛められても耐え、殴られても殴り返さず、ただ、ただ、嫌な事が通り過ぎることしか考えることが出来なかった。
真面目である事が悪(あく)であるかのような扱いを受けても、ただ、ただ、受け流すしか出来なかった。絶対そんなハズないと思っていても、言い返すことが出来なかった。言い返す方法を知らなかった。耐えることしかできなかった。

ところが。
色々なところから、色々な情報が入ってくるようになり、真面目である事は悪ではないと確信が持てるようになってきた。そして、何故、悪であるかのような扱いを受けるのかという原因が分かってきた。融通がきかないとか、臨機応変に対応できないとか、正論すぎるとか、色々言われるけど、結局は成果をあげられていない、というところに行きつくのでは?と、いうことは。

成果をあげればいいだけで、それで全てが解決するように思えた。

真面目っていうのは、「0」ゼロに対する掛け算みたいなもので、0に何を掛けても、0ゼロ。
そこにスキルが加わると、1×真面目、2×真面目、てな事になって、真面目のパワーが生まれてくる。

具体的に言うと、例えば大型4輪免許っていうスキルがある。
真面目属+大型免許 と、 不真面目+大型免許 がある。
どっちが信用されると思います?

さらに、フォークリフトの技能講習の終了証が加わるとする。
大型免許+フォークリフトを持った人が真面目属だとすると、結構仕事もらえたりする。

経験を積んでくると、貨物の運行管理者の試験をうけさせてもらえるようになり、当然、真面目属の人は、ちゃんと勉強するし、なにより普段から交通ルール知ってて、ちゃんと守ってるし、新たに必要になってくる知識なんて、そんなに多くない。結果、そんなに苦労せずに、試験に合格する。
真面目属+大型免許+フォークリフト+貨物の運行管理者、となる。
ここまでくると、立派な管理者なのだが。実は、足りないものがある。
それは、少しの勇気と、ちょっとした強気。

ルールを守らせる側に立つ、ということは、ルールを守らない人に、守るように仕向けなければならない。これには、勇気と強気が必要になってくる。経験上、不真面目属の連中は、言う事を聞かない。ホントにやりにくい。ここでの「成果」とは、不真面目属の連中に対して、管理者としてキチンと対応する事になってくる。成果=最終目的として、達成のためには、何が必要か、誰の助けが必要か、どうしたらいいか、をよく考えて、作戦を練るんだ。不真面目属の連中には、口八丁手八丁で対応する。目的達成のためには、手段なんて選んでいられない。ルールを守らない方が悪いんだから。

でも、どうしても手に負えない不真面目属も居たりする、困ったことに。そういう場合は、上司に相談する事になるのだが、その上司も不真面目属であったりする、困ったことに。この不真面目属の連中は、仲間意識が強く、こちら側からしたら変な絆でつながっている、困ったことにw
でも、スキルを持っている真面目属は、最終目的のためには、手段を選ばない。上司がダメなら、その上司、それがダメならそのまた上司、最終的には社長の所まで助けを求めるんだ。でも、たまーーーに、社長が不真面目属であることもあるので注意が必要だ。そんなときは、その会社からとっとと退散したらいい。スキルを手に入れた真面目属は、自分が思っているより頼りにされるから。

不真面目な連中を、恐れる事はない。スキルを手に入れた真面目属は、ある程度は強いんだ。
でも勘違いはしてはいけない。真面目属は、無敵ではない。周りの手助けが必ず必要になってくる。その手助けを、いかにして上手に使うかを、常に考えなければならない。

真面目属が傲慢になったら、途端に足元をすくわれる。
真面目属の事を良く思っていない不真面目な連中は、手ぐすねを引いてまっているよ。

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