自己啓発の方向性が変わってきているとは思っていたんですけど。

気になっていること

東洋経済ONLINE 真鍋 厚 2022/08/21 07:40 のエントリーなんスけど。
ひろゆきがここまで圧倒的支持を集める納得の訳 過酷な世界を生き抜く為の「価値観の断捨離」に共感 (msn.com)

ひろゆきが、よりよい人生を送るための自己変革を提唱する、いわゆる自己啓発系の著作を上梓したのは2018年の『無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強ルール21』(大和書房)辺りから。以後、大ヒットした2020年の『1%の努力』(ダイヤモンド社)を挟んで、今年7月刊行の『人生が好転する100の言葉 頑張らずに楽しく生きる』(学研プラス)まで13冊もの同種著作がある(文庫化は除く)。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%82%8B%E7%B4%8D%E5%BE%97%E3%81%AE%E8%A8%B3-%E9%81%8E%E9%85%B7%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F%E7%82%BA%E3%81%AE-%E4%BE%A1%E5%80%A4%E8%A6%B3%E3%81%AE%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2-%E3%81%AB%E5%85%B1%E6%84%9F/ar-AA10Sp1U?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=cdbc593bc7fa4b3eafc2c9a70e0fa7a9

YouTubeでひろゆきも言ってますけど、彼は1冊も自分で書いていないそうです。ライターさんが、ひろゆきならきっとこういう事を書くだろうな、的な内容の原稿を書いて、ひろゆきがそれをチェックして、OKだして出版されているそうです。それを前提に読み進めて頂ければ。

「引き算型の自己啓発」の強みは、自分を不自由にしていたり、不幸にしているさまざまな物事を差し引くというシンプルさにある。差し引く対象は、仕事をする時間やちょっとした頼まれごとから、ソーシャルメディアのアカウントまで多岐にわたるが、差し引くことで総じて幸福度が上がると言われれば試してみたくなるのが人情だ。しかも、この自己改革は、「社会的な成功」ではなく「個人的な幸福」にフォーカスされており、人生100年時代と呼ばれる長期戦を巧みに生き残ることが目指されている。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%82%8B%E7%B4%8D%E5%BE%97%E3%81%AE%E8%A8%B3-%E9%81%8E%E9%85%B7%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F%E7%82%BA%E3%81%AE-%E4%BE%A1%E5%80%A4%E8%A6%B3%E3%81%AE%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2-%E3%81%AB%E5%85%B1%E6%84%9F/ar-AA10Sp1U?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=cdbc593bc7fa4b3eafc2c9a70e0fa7a9

目的をどこに置くのかって話だと思っています。
「余計なモノを捨てることによって、自分の人生にとって大事なものが見えてくる、幸せになれるというロジックなのだが、本当に必要なモノを適切に厳選するためには、一度モノに対する考え方をリセットすることが不可欠になるからだ。それは、ひろゆきの「考え方次第で人は幸せになれる」と似た意識変容の勧めといえる。」つまり、自分にとっての幸せとは何か、を詳らかにし、それに向かって進んでいく、という。全く持って同感です。

災厄が日常化する世界においてタフな戦士として勝ち抜くのは非現実的だが、流れ弾に当たらないように勝気な「功名心」=考え方は脇に置いて、自分(または自分の家族・友人)を守る「塹壕」=ライフスタイルを作ることはできる。
つまり、どれだけ戦況が悪化しようとも、自分の塹壕だけは破壊されず、1杯の温かいお茶にも無上の喜びを見いだせるかどうかが眼目になってくるのだ。今やこのような自己防衛的なライフスタイルは、YouTubeやインスタグラムなどのフリー教材から学び取り、DIY(自分でできることは自分でやろう!)的な精神によって日夜創出されている。
暮らしやすさと心身の健康を保つこと、苦ではない仕事とやりがいのある趣味を持つこと――当然ながらこれとて一筋縄ではいかない。自己啓発的な言説を揶揄(やゆ)するのは簡単だが、答えがない世界でどのようなライフスタイルがふさわしいのか、あるいは生きやすいのかを試行錯誤せざるをえないのは、誰であっても同じである。
もし方向性がズレていると感じれば、その都度、軌道修正を行い、あくまで柔軟性の余地を残しつつも、現在のライフスタイルの妥当性を絶えず吟味し続けるほかはない。それは、わたしたちに課された宿命のようなものである。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%82%8B%E7%B4%8D%E5%BE%97%E3%81%AE%E8%A8%B3-%E9%81%8E%E9%85%B7%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F%E7%82%BA%E3%81%AE-%E4%BE%A1%E5%80%A4%E8%A6%B3%E3%81%AE%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2-%E3%81%AB%E5%85%B1%E6%84%9F/ar-AA10Sp1U?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=cdbc593bc7fa4b3eafc2c9a70e0fa7a9

自分が考える幸せに向かってのPDCAですよね。今までは、頑張れ頑張れで生きてきましたけど、その頑張った先に何があるんだ?っていう不安、本当の幸せって何だ?という疑問、なんやかんやをいったん強制的にリセットして、自分が目指すべきゴール(自分が幸せと考える生活)がどこにあるかを考え直し、そこに向かって試行錯誤をする、というのはまさに今の自分のやり方だと思ってます。

この真鍋 厚氏、なかなか面白い記事を書いていますよ。
真鍋 厚 | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

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