前回のエントリーの続きです。
周りの人たちから「師匠」と呼ばれている、とあるギャンブラーの事を書きました。
その日は朝からやっていて、1勝しかできていないのに夜になってもやめないで、そして負け続け、それでもやめないで、結果最後の最後に2勝してなんとかプラスになりました。そして、周りにいた人たちに、騒いだ「迷惑料」として、プラスになった中から分配したのです。\横で見ていて、ちょっと違和感といいますか、ん?って感じるところがありました。
この師匠、取ろうと思ったらかなりの確率で取れるのと違うやろか?
もちろん、全部が全部とれるとは思っていません。現に、取れなかった時の師匠の悔しがり方に差があり、取りに行ってるのに取れてない時っていうのが確実にありました。それは分かりました。
まず、今までに見てきたギャンブラーと比べて、師匠が凄いなと思うのは、自分が張ったのとは違う番号がきて、それが(多分めちゃくちゃ)悔しくて、誰にやられたか、っていうデータがかなり蓄積されているという点です。誰が、どこのレース場で、どういう風に勝ったのかというデータよりも、誰に痛い目に合わされたかを確実に覚えているんです。
「〇〇の時に、コイツにいかれたから、今回も来ると思って」って買ってたんです、最終レース。
もちろん、データはそれだけではありません。
機械の調子、部品の調子、調整のクセ、それまでの本人のクセ、今までのスタートの塩梅など、ビックリするくらいのデータが、師匠の頭の中に入っています。
あと大事なのが「今日、何番が来たか、来てるか。」らしいです。もう意味が分かりませんw
それら頭の中に入っているデータを基にして組み合わせていくのですが、かならず倍率をチェックしてました。そして、「安すぎるのは買わない」んです。具体的には、だいたい30倍を超えないと買わないみたいです。100円で買ったら3,000円になる倍率です。これ以下のは買わない。ソリャアタランワ
師匠の周りにいて、おなんじ様に20倍から30倍のものに、100円、200円って買っている人もいるんですが、こちらは本当に当たってないですね。ま、こっちが本来の姿なんでしょうけれど、明らかに違うんですよ。買い方が。ねらい目が師匠と違う。目は似たようなところをついているんですけど、なにか根本的なところが違う。私には、それが何かなんて分かろうはずもないんですけど、でも、違うなというのはなんとなく分かる。上辺だけみていては、絶対に勝てないということでしょうか。
「バクチで勝とうと思うなよ。バクチ=場が食うんや。絶対に儲からない(笑)」師匠の言葉です。
いや、師匠、たぶん、賭博打ちとか博打ちが変化したモンだと思いますよ。言えませんけどw
周りの人によると、師匠は1日公営ギャンブルするときは、殆どがプラマイゼロか、ちょっとプラスで、プラスになった分は周りに分配するそうです。プラスがデカい時は、大盤振る舞いだそうです。
今でこそ、他人から借金してまではギャンブルしてないみたいですけど、さぞかしお若い頃は借金でご苦労されたのと違いますかね。
私は聞いたことないんですけど、相部屋になった人の話では、師匠は夢の中でも公営ギャンブルやってるそうです(笑)。寝てたら急にうおおおおおおって(汗)。2,000円買ってたらとか、そんなん500円とか小さい事言うてんなとかw
本当はダメなんですけど、そこで「2,000円買いましたよ」って言うと、ちゃんとした答えが返ってくるらしいです。やっちゃダメですよ、夢見てる人に返事させるのはって言っておきましたけど。
他人に迷惑かけず、他人に喜んでもらいながら、自分の好きなギャンブル出来るのって、いいですよね。最高だと思います。
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