令和4年度2級土木施工管理技術検定第一次検定(前期)を順番に解いてみる件(page-05)

資格試験

【No.16】河川護岸に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)高水護岸は、高水時に表法面、天端、裏法面の堤防全体を保護するものである。
(2)法覆工は、堤防の法面をコンクリートブロック等で被覆し保護するものである。
(3)基礎工は、根固工を支える基礎であり、洗堀に対して保護するものである。
(4)小口止工は、河川の流水方向の一定区間ごとに設けられ、護岸を保護するものである。

この問題はスルーしましたw 今こうやって見たら、あーそういうことかーって分かるんスけどね。
まず(3)と(4)。基礎工は、根固め工を支えてませんw 洗堀に対しては保護はしてますけどね。
河川の流水方向の一定区間ごとに設けられて護岸を保護しているのは、横帯工です。
次に(1)。微妙な表現ですけど、水位が上がった時でも堤防が壊れてしまわないように堤防のり面に設けるのが高水護岸なので、堤防全体を保護するものではないですね。
となると(2)が適当なものという事になります。

【No.17】砂防えん堤に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)水抜きは、一般に本えん堤施工中の流水の切替や堆砂後の浸透水を抜いて水圧を軽減するために設けられる。
(2)袖は、洪水を越流させないために設けられ、両岸に向かって上り勾配で設けられる。
(3)水通しの断面は、一般に逆台形で、越流する流量に対して十分な大きさとする。
(4)水叩きは、本えん堤からの落下水による洗堀の防止を目的に、本えん堤上流部に設けられるコンクリート構造物である。

出ました、サービス問題www もっともらしい文言を並べてますが、よく読むと直ぐ分かります。
(4)水叩きは、本えん堤からの落下水による洗堀の防止を目的に、までは正しいんですが。
落下水による洗堀防止の為なのに、本えん堤の上流にあっても意味ないでしょうwww
文言に惑わされてはいけませんからねぇ。

【No.18】地すべり防止工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)排土工は、地すべり頭部の不安定な土塊を排除し、土塊の滑動力を減少させる工法である。
(2)横ボーリング工は、地下水の排除を目的とし、抑止工に区分される工法である。
(3)排水トンネル工は、地すべり規模が小さい場合に用いられる工法である。
(4)杭工は、杭の挿入による斜面の安定度の向上を目的とし、抑制工に区分される工法である。

一番目に正しい選択肢があると、焦りますよねwww
(2)は、抑止工ではなく、抑制工に区分されます。
(3)は、地すべり規模が大きい場合に用いられます。
(4)は、抑止工に区分されます。
抑制=いくぶんか勢いを抑える
抑止=ストップさせる

【No.19】道路のアスファルト舗装における下層・上層路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)上層路盤に用いる粒度調整路盤材料は、最大含水比付近の状態で締め固める。
(2)下層路盤に用いるセメント安定処理路盤材料は、一般に路上混合方式により製造する。
(3)下層路盤材料は、一般に施工現場近くで経済的に入手でき品質規格を満足するものを用いる。
(4)上層路盤の瀝青安定処理工法は、平坦性がよく、たわみ性や耐久性に富む特徴がある。

この問題はスルーしましたけど、(1)の最大含水比付近が間違いで、最適含水比付近が正しいと予想してました。最大乾燥密度と最大含水比と最適含水比って、紛らわしくてキライですwww

コメント

タイトルとURLをコピーしました