令和4年度2級土木施工管理技術検定第一次検定(前期)を順番に解いてみる件(page-02)

資格試験

【No.05】コンクリートの耐凍害性の向上を図る混和剤として適当なものは、次のうちどれか。
(1)流動化剤
(2)収縮低減剤
(3)AE剤
(4)鉄筋コンクリート用防錆剤

耐凍害性の向上っていうことは、凍結しないようにとか凍結しにくいようにすればいいわけで。
凍結しにくいようにするには、単純に水分量を減らせば良いと思います。
この選択肢の中で、水分量を減らすための剤はAE剤しかありません。
流動化剤って、ワーカビリティを良くする剤だし。収縮低減剤って、文字通り縮むのを抑えてひび割れとかを抑制する剤だし。鉄筋コンクリート用防錆剤って、読んで字のごとく錆を予防する剤だし。
AE剤が何か分からなくても、消去法でも正解できるというサービス問題ですよね。

【No.6】レディーミクストコンクリートの配合に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)単位水量は、所要のワーカビリティが得られる範囲内で、出来るだけ少なくする。
(2)水セメント比は、強度や耐久性等を満足する値の中から最も小さい値を選定する。
(3)スランプは、施工が出来る範囲内で、出来るだけ小さくなるようにする。
(4)空気量は、凍結融解作用を受けるような場合には、出来るだけ少なくするのがよい。

(1)と(2)と(3)は、同じような内容の事を、言葉を変えていってるだけのような気がしますw
単位水量は出来るだけ少なく=水セメント比は最も小さく=スランプを小さくって言い換えれば、ワーカビリティが得られる範囲内で出来るだけ単位水量を少なく、みたいなモンだから(ちょっと乱暴w)、だいたい同じ事を言ってるよね?
(4)だけが空気量の話題で、1つ前の問題で耐凍害性の話出てたけど、凍結融解作用も似たような話だし、それってAE剤の話だったし。AE剤って、とっても小さな気泡をつくる剤だし、わざわざ気泡をつくる為にAE剤を入れるんだから、気泡の量が多い=空気量が多いとなるってところまで理解できていれば、この問題はカンタンですw
AE剤に関してはこれのP.53のド頭に書いてあります。つまりは重要語句ってことですね。

【No.7】フレッシュコンクリートの性質に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)材料分離抵抗性とは、フレッシュコンクリート中の材料が分離する事に対する抵抗性である。
(2)ブリーディングとは、練り混ぜ水の一部が遊離してコンクリートの表面に上昇する現象である。
(3)ワーカビリティとは、変形又は流動に対する抵抗性である。
(4)レイタンスとは、コンクリートの表面に水とともに浮かび上がって沈殿する物質である。

レイタンスとブリーディングって、セットで覚えるでしょ?関連付けて覚えた方が効率がいい。
(1)って、そのまんまやん(笑)。材料分離抵抗とは、材料が分離することに対する抵抗性ってw
(3)は言い回しがズルいよね。ワーカビリティ=作業性の良さは、流動性に対する抵抗性って言えなくはないけど、変形に対する抵抗性とはちょっと違うでしょ。あくまでも作業性の良さって意味だし。こういう言い回しは混乱させようとしてるんだけど、コレは消去法で確実に正解できます。

【No.8】コンクリートの現場内での運搬と打ち込みに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)コンクリートの現場内での運搬に使用するバケットは、材料分離を起こしにくい。
(2)コンクリートポンプで圧送する前に送る先送りモルタルの水セメント比は、使用するコンクリートの水セメント比よりも大きくする。
(3)型枠内にたまった水は、コンクリートを打ち込む前に取り除く。
(4)2層以上に分けて打ち込み場合は、上層と下層が一体となるように下層コンクリート中にも棒状バイブレータを挿入する。

この問題は、正直ちょっと悩みました。
(1)が〇なのは自信あり。コンクリートの現場内での運搬で一番ダメなのがベルトコンベア。一番いいのがバケットっていうのは知ってた。ベルトコンベアって、ずっと縦揺れが有るんだよね。
(4)が〇なのも自信あり。下層には10cmくらいはかかるように沈めて、5秒から15秒くらいはブルブルさせるって、テキストのP.69にちゃんと書いてあるし。
(3)は、たまった水は取り除かないと、せっかく設定した水セメント比が変わってしまうから、取り除かないとダメだって考えたら、(2)が残って、ここでも水セメント比は「同じ」ではなくて大きくするとか書いてあるし、あ、やっぱりコレが間違いだなって思いました。

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