フリーランスって言葉の響きが良く聴こえてしまう人は、フリーランスになるのを止めた方がいいと思う件。

無能なサイコパス

テレビの流し観であったので、番組名は定かではないが、NHKのクローズアップ現代であったと思う。フリーランスになる人が多くなるのに比例して、食えないフリーランスも増えている、と。

「だれでもできる仕事」でフリーランスになったら、苦労するって分からない人が多いみたい。例えば、配達員とか、運転免許があったら誰でもできるやん?競争が激しいとか、思わへんのかね?
フリーランス当初の契約単価は、1個あたり〇〇〇円であったのが、1日当たり〇万円になって、物量が増えて、3倍になって、配るの大変で割が合わなくなって、みたいな話をやってた。

でも、同じような状況で、私の知り合いは、1日〇万円での契約になって、物量が増えて配りきれなくなった時に、日給が半分になるけど1人バイト君を雇って、2人で荷物を捌いて実績をつくって、元請けに物量もっと増えてもいいから単価上げてくれって交渉して、結局5人で荷物を捌いている。
競争が激しいフリーランスで食って行こうとするには、これくらいの強かさが必要ってことやで。

フリーランスに転向して、確かに稼いでいる人は居る。知ってる。
でも、今、「私もフリーランスになって稼ぎたい」と思っているアナタ。アナタは、フリーランスになって稼いでいる人とは違うのです。同じ人ではないということは、能力も違うし、体力も違うし、スキルも違うし、勉強熱心かどかも違うし、違うモノ尽くし。
成功した人と同じことやって、成功できると思ってるのが図々しいと思われても仕方ないよ。
イチローが野球で成功したからって、それのマネをしたとして、何人が同じように成功するかを考えてみたら、分かって頂けるであろうか。そもそも、イチローのマネをできる人って何人いるのか?

フリーランスになって成功できるのは、競争が激しい中でも戦っていけるスキルがあるか、そもそも競争が激しくない(その分野の労働人口が少ない)隙間産業であるか、でしょう。簡単にいうと。
配達員とか、WEBデザイナーとか、競争相手が多すぎるでしょ。その中で何ができるの?っていう話。

「私はこの方法でフリーランスになって成功しました!」っていうのは、個人的には胡散臭いと思う。
だって、フリーランスになって成功したのなら、その仕事で稼ぐわけだし、その成功の方法を他人に教えてしまったら、その人はその仕事での競合が増えて困る訳だし、普通は教えません。それを教えるっていうのは、その方法を教える事で食って行こうという魂胆だからとしか思えない。

だいたい、自分で道を開くのがフリーランスなんだし、人にすすめられてなるようなモンじゃない。
正社員での仕事とか、派遣社員での仕事とか、バイトでの仕事とか、満足に出来てないのに、そこからフリーランスなんかになっても、苦労するだけとか、ちょっと考えれば分かると思うけど、考えないのかね?想像しないのかね?まあ、安直フリーランスから利益を搾取する側からしたら、こんなブームは大歓迎であろうけれど。

正社員で仕事していたけど、例えば副業で仕事始めて、その副業が軌道にのったからフリーランスになってそれを本業にしようか、というのが普通だと思うけど。

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