「完全版 星守る犬」を読んだ。

使ってみた

『星守る犬』、『続・星守る犬』、単行本未収録の番外編「奥津、犬を飼う」までを含めた完全版。

別の本を探していて、その時にオススメに出てきて知ってしまった。

感涙必至の名作が完全版として蘇る!!
2009年の『星守る犬』発売、そして2011年の『続・星守る犬』発売、映画『星守る犬』公開から10余年。
犬と人の魂の交流を描いた「泣ける本」二冊、さらに単行本未収録の番外編「奥津、犬を飼う」までを含めた完全版として一冊に収録。
二冊を通して噛み締めたい、生きることの美しさ。
たとえ、それが「死」で終わったとしても、そこにはなお、残り続ける何かがあるんだ――。

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犬か猫かでいうと、私は犬派です。本も、漫画も、犬関係のものは買ってしまいます。でも後悔することもあります。後悔は割と多いです(苦笑)。
でも、この本はお勧めできます!
映画は未だ観てません。レヴューみたら、なんだか酷評が目についたので。
この本のレヴューはというと、ちょっと変です。変って言い方はダメかもしんないんですけど、★1から★4つまでは、コメントが無いんですよ。コメントがあるのは、★5つだけ。理由はわかりませんけど、ウチの場合はアレクサが評価を聞いてきた場合、★の数だけを答えるので、そういうことかな、と。読んで「良かった」と思った人たちが★5つけてコメントしているのかな、と。そう考えると、この作品の良さが伝わってきますよね?伝わりましたよね?読んでくださいね!?

なにか、もう、何を書いてもネタバレになりそうなので、困ってしまうんですけど。
こういう、伏線を散りばめて行って、あとで回収しまーす的なストーリーは、正直あまり好きではなかったんですよ。最近でいうとNHKの朝ドラ「カムカム エブリバディ」とか。ああいう、アカラサマな伏線はりって、ストーリーそっちのけで考えてしまうんで、好きではなかったんです。でも、カムカムの、清々しいほどの伏線はりに慣れてしまって、最後の方は苦ではなくなった状態でした。
そこに来て「星守る犬」ですよ。やられました。

この1冊の中で、伏線だけではなくて、ストーリーのリンクの仕方も上手ですよね。組み立てって言うんでしょうかね。素晴らしいです。
10年以上前の作品なんですけど、全く古くならないです。ホコリかぶった感は無いですね。
リストラとかネグレクトとか孤独な老人とか、社会問題も散りばめられていて、当時の社会問題が10年経ってもなんら解決していない事とか、本当に色々と考えてしまいます。

発表から10年経っても、全く色あせない名作を、是非、一読して頂きたいです。

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