令和4年度2級土木施工管理技術検定第一次検定(前期)を順番に解いてみる件(page-07)

資格試験

ここまででノルマの6問について、かなり自信がある解答ができたので、ここからNo.31までは、実際には試験時間中に解いていませんが、確認していきます。

【No.24】トンネルの山岳工法における覆工コンクリートの施工の留意点に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)覆工コンクリートのつま型枠は、打ち込み時のコンクリートの圧力に耐えられる構造とする。
(2)覆工コンクリートの打ち込みは、一般に地山の変位が収束する前に行う。
(3)覆工コンクリートの型枠の取り外しは、コンクリートが必要な強度に達した後に行う。
(4)覆工コンクリートの養生は、打ち込み後、硬化に必要な温度及び湿度を保ち、適切な期間行う。

これも良く読めば分かる問題ですかね。
地山の変位が収まる前にコンクリートを打ち込んでしまったら、そこにずっとテンションがかかったままになるっていう事ですよ?そんな事はしないでしょう。ちゃんと変位が収束してからコンクリートを打ち込むでしょう。

【No.25】海岸における異形コンクリートブロック(消波ブロック)による消波工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)乱積みは、層積みに比べて据付けが容易であり、据付け時は安定性がよい。
(2)層積みは、規則正しく配列する積み方で外観が美しいが、安定性が劣っている。
(3)乱積みは、高波を受けるたびに沈下し、徐々にブロックのかみ合わせがよくなり安定する。
(4)層積みは、乱積みに比べて据付けに手間がかかるが、海岸線の曲線部等の施工性がよい。

まず、(1)と(3)では、同じ乱積みの事なのに、内容では逆の事を言ってますし、(2)は、「規則正しく配列」と言っているのに「安定性が劣っている」と逆の事を言ってますし、(4)は、微妙な言い回しですが、四角のモノを直線的に配置するのは簡単ですけど、曲線的に配置するのって、簡単ではないですよね。ちょっとずつズラさないとダメだし、どれくらいズラしたらいいかなんて、均等にはなかなかできない。なので(2)と(4)は×だと分かります。残りは(1)か(3)ですが、乱積みは規則正しく積まないので「乱」積なんスけど、規則正しく積まないので、据付時は安定してないんですが、高波を受けるたびに沈下して、お互いのかみ合わせがよくなって安定するのが特徴なので、(3)が適当なものになります。

【No.26】グラブ浚渫船による施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)グラブ浚渫船は、ポンプ浚渫船に比べ、底面を平坦に仕上げるのが容易である。
(2)グラブ浚渫船は、岸壁等の構造物前面の浚渫や、狭い場所での浚渫には使用できない。
(3)非航式グラブ浚渫船の標準的な船団は、グラブ浚渫船と土運船のみで構成される。
(4)出来形確認測量は、音響測深機等により、グラブ浚渫船が工事現場にいる間に行う。

これと似た問題というか、よく似た選択肢を見た記憶がありますw
テキストのP.188、実践問題の問題4がよーく似てますwww これ、予想的中ですよwww
ポンプ浚渫船の方が底面を平坦に仕上げるのが容易だし、グラブ浚渫船は狭い場所での浚渫にも使えますし、標準的な船団は、グラブ浚渫船と曳舟、非自航式運船、自航揚錨船が一組になってる、って載っています。
出来形確認測量の事は書いてませんけど、グラブ浚渫船が現場にいる間に測量して、足りない所は直ぐに再施工を頼めるわけですから、グラブ浚渫船が帰ってしまう前に測量した方が良いでしょうw

【No.27】鉄道工事における砕石路盤に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)砕石路盤は軌道を安全に支持し、路床への荷重を分散伝達し、有害な沈下や変形を生じない等の機能を有するものとする。
(2)砕石路盤では、締め固めの施工がしやすく、外力に対して安定を保ち、かつ、有害な変形が生じないよう、圧縮性が大きい材料を用いるものとする。
(3)砕石路盤の施工は、材料の均質性や気象条件等を考慮して、所定の仕上がり厚さ、締固めの程度が得られるように入念に行うものとする。
(4)砕石路盤の施工管理においては、路盤の層厚、平坦性、締め固めの程度等が確保できるよう留意するものとする。

これはチャンス問題ですよね。
締め固めの施工がしやすく、外力に対して安定を保ち、有害な変形が生じないような材料って、圧縮性が小さい材料ですよね?圧縮性が大きかったら、締固めが簡単ではないし、締固めが十分でなかったら後から有害な変形しちゃいますしw

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