令和5年度1級土木施工管理技術検定第一次検定を順番に解いてみる件(page-14)

資格試験

【No.33】ダムの基礎処理として行おこなうグラウチングに関する次つぎの記述のうち,適当でないものはどれか。
(1)重力式コンクリートダムのコンソリデーショングラウチングは、着岩部付近において、遮水性の改良、基礎地盤弱部の補強を目的として行おこなう。
(2)グラウチングは,ルジオン値に応じた初期配合及および地盤の透水性状等を考慮した配合切り換え基準に従って、濃度の濃いものから薄いものへ順に注入を行おこなう。
(3)カーテングラウチングの施工位置は、コンクリートダムの場合は、上流フーチング又は提内通廊から行うのが一般的である。
(4)グラウチング仕様は、当初計画を日々の施工の結果から常に見直し、必要に応じて修正していくことが効率的かつ経済的な施工のために重要である。

コンソリデーショングラウチング? ルジオン値? フーチング? 
聞いたことがない単語が各設問に出てきたので、試験当日はパスしましたw
34問の中から答えるのは10問でいいっていうんだから、分からないとか聞いたことないっていう問題は最初っからパスです。それだけ出題範囲が広いんですよ。気にしないw

まず、コンソリデーショングラウチングとは?ですが。
大阪安威川(あいがわ)の治水を考える流域連絡会様のサイト非常に分かり易い図がありましたので転載させて頂きます。

この図を見るとホントよく分かります。(1)は正しいという事になります。
あと、同じ図から(3)も正しい事が分かりますね。水みちを遮断してしまう工事なわけですから。
(4)もなんとなく正しそうです。雰囲気ですがw

最後に残った(2)ですね。
ルジオン値をGoogle先生に聞いてみました。
「地盤が高い水圧の作用下にあるときの水の通しやすさを評価する指標です。 通常、土木工学では水の通しやすさを透水係数(cm/sec)という指標で評価しますが、ダムは高い水圧の下で使用されるので、ルジオン値(Lu)という特殊な指標を使用します。」

・・・・・・。あまり設問には関係なかったですね。この問題を解くのに必要ない文言です。
どうやら「濃度の濃いものから薄いもの」が間違っているようです。なのでそこをGoogle先生に聞いてみました。結果、
最初に濃度が薄いものから注入していかないと、細かい箇所まで充填していかないようですね。言われてみれば当然です。最初に濃度の高いものを注入してしまっては(ドロドロとしていては)、細部にまで行き渡りません。

よって、(2)の、「濃度の濃いものから薄いものへ順に注入を行おこなう」が誤りになります。

【No.34】重力式コンクリートダムで各部位のダムコンクリートの配合区部と必要な品質に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1)着岩コンクリートは、所要の水密性、すりへり作用に対する抵抗性や凍結融解作用に対する抵抗性が要求される。
(2)外部コンクリートは、水圧等の作用を自重で支える機能を持ち、所要の単位容積質量と強度が要求され、発熱量が小さく、施工性に優れていることが必要である。
(3)内部コンクリートは、岩盤との付着性及び不陸のある岩盤に対しても容易に打ち込めて一体性を確保できる事が要求される。
(4)構造用コンクリートは、鉄筋や埋設構造物との付着性、鉄筋や型枠等の狭隘部への施工性に優れていることが必要である。

(1)着岩コンクリートなので、水が流れたり何かが転がったりしませんよね?なので、すりへり作用に対する抵抗性なんて不要ですよね?ここが間違いだと考えます。
(2)水圧等の作用を自重で支えるのは「内部コンクリート」ですね。「外部コンクリート」=「コンクリートダムの堤体コンクリートの種類で、上下流面と堤頂部に使用されるコンクリートのことです。 暑さ、寒さにさらされるなどのため、特に耐久性、水密性が求められます。」
なので、施工性云々ではないようです。
(3)「内部コンクリート」=「内部コンクリート 内部コンクリートはダム堤体の主要な部分を構成するコンクリートであり、主 たる性質は、ダム堤体の構造の安定性を確保するために必要な強度と重量が要求 されます。 また、硬化したコンクリートの性質とともに、特に重要なものはまだ 固まらないフレッシュコンクリートの性質があります。」
一体性を確保できる事は要求されていませんね?
(4)はダムに限らず、普通に普通の事を書いてますねw
試験実施団体が発表した正解は(4)でした。

【No.35】トンネルの山岳工法における支保工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)吹付コンクリートは、防水シートの破損や覆工コンクリートのひび割れを防止するために、吹き付け面をできるだけ平滑に仕上げなければならない。
(2)吹き付けコンクリートは、吹き付けノズルを吹き付け面に斜め方向に保ち、ノズルと吹付け面との距離及び衝突速度が適正になるように行わなければならない。
(3)鋼製支保工は、一般に地山条件が悪い場合に用いられ、一次吹付コンクリート施工後すみやかに建て込まなければならない。
(4)鋼製支保工は、十分な支保効果を確保するために、吹付コンクリートと一体化させなければならない。

この問題は瞬殺でしたw
(2)の、吹き付けノズルを吹き付け面に「垂直に(直角に)」保つ事を覚えてましたからwww
なので、この問題は、(3)も(4)も問題文を読んでいません。それだけ時間短縮できました。

試験実施団体が発表した正解は(2)でした。

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